電波女と青春男

by PODCAST-BP
2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

2010年6月 7日 (月)

忍者武芸帳 影丸伝

17年ぶりぐらいに読み直してみた。

記憶がかなりおぼろげになってしまっていて、少し前からもう一度読もうかなと思ってたので。

タイトルからも忍術合戦物のイメージが強く残っていたけど、読み直してみたところそうでもなかった。

領主に搾取される農民の悲惨さ、歴史的な社会の矛盾を背景に描きながら、剣術、忍術、仇討などで読み物として面白く仕上げていて、娯楽と社会文学的な内容のバランスが上手いと思った。例えるなら、カムイ伝とサスケを足して2で割ったような感じかな。

明美ちゃんの惨殺シーンには泣いた(;ω;)重太郎の子供を宿しているというのに、ひどいよ白土先生。

林崎甚助を慕っていた小萩ちゃんは、子供たちの徒党に襲われて殺されちゃうし、登場する女キャラはみんな惨殺されてしまう様な気がする。

螢火の毒で影一族があっさりと壊滅に近い打撃を受けてしまったのは納得いかなかったなぁ。

終章で重太郎はどこに向かうのだろう?新たな人生を生きようと切り替えた甚助と対照的に、重太郎は愛する者を失って人生に絶望したような表情で一人去っていくのがなんともやるせない。